マテリアルケアという選択。|徳島県名西郡石井町の歯科・歯医者|レーヴェデンタルクリニック

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マテリアルケアという選択。

マテリアルケアという選択。|徳島県名西郡石井町の歯科・歯医者|レーヴェデンタルクリニック

2026年9月15日

マテリアルケアという選択。

『白い樹脂で詰めたから安心』ではありません。

従来のレジンは、ただ穴を埋めただけの“受動的なプラスチック”に過ぎないからです。

材料そのものが歯を守り続ける——それが、私たちが選んだ『マテリアルケア』という真実です。」

数年前に小さな虫歯を削り、白いプラスチック(コンポジットレジン)を詰めてもらったはずなのに、境目が黒ずんできた」 「詰め物の下で、また虫歯が広がっていると言われた」

天然の歯を削る量を最小限に抑え、その日のうちに白く修復できるコンポジットレジン修復は、現代歯科医療において極めて身近で優れた治療法です。

しかし、多くの患者様が「白く詰めたから、もうここは虫歯にならない」と誤解されています。

実は、従来の一般的なレジン材料には、生物学的に避けて通れない「致命的な弱点」が存在していました。それは、それらの材料が「ただ穴を塞ぐだけの、まったく無力な不活性プラスチック」に過ぎなかったという事実です。

なぜ、詰めた歯の境目から再び崩壊が始まってしまうのか。 そして、材料そのものが歯を守る「マテリアルケア」とは何なのか。その科学的な全貌をお話しします。

1、「詰めて終わり」のプラスチックが抱える、再発の宿命

一般的なコンポジットレジンは、光を当てて固まる樹脂(プラスチック)の中に、強度を保つためのガラス粉末(フィラー)を混ぜ合わせたものです。

硬化する瞬間、プラスチックには必ず「重合収縮(わずかに縮む現象)」が起きます。

さらに、お口の中の過酷な温度変化や強い噛み合わせの力(応力)に長年さらされることで、歯とレジンの境目には、目に見えないミクロの段差や亀裂(マイクロギャップ)が不可避的に生じます。

従来の不活性なレジンは、この隙間に細菌が侵入してきたとき、何ひとつ抵抗することができません。

それどころか、レジンの表面は細菌(バイオフィルム)が付着しやすい性質を持っているため、詰め物の周囲はたちまち細菌の温床となり、内部から再び歯が溶け出していく「二次カリエス(再発)」を引き起こすのです。

「治療したはずの場所が、一番壊れやすい場所に変わってしまう。」

これこそが、従来の詰め物治療が抱えていた残酷な矛盾でした。

2、生体活性という防壁:S-PRGフィラー(GIOMER)が放つ6つのイオン

穴が空いたから、人工物で埋める。

そんな従来の「受け身(受動的)の修理」から脱却し、「材料そのものが周囲の歯を能動的に守り続ける(マテリアルケア)」という革新的なコンセプトから生まれたのが、日本の歯科材料メーカー・株式会社松風が世界に誇る生体活性材料「GIOMER(ジャイオマー)」です。

GIOMERの核となるのが、最先端のナノテクノロジーから生まれた「S-PRGフィラー」です。

この特殊なフィラーは、お口の中にセットされた瞬間から、周囲の歯質や唾液に向けて「6種類もの生体機能性イオン」を持続的に放出し続けます。

【S-PRGフィラーが放出する「6つの機能性イオン」の力】

 1. フッ化物イオン(F⁻): 歯の表面をフルオロアパタイト化し、酸に溶けにくい強固な構造へと強化する。

 2. ストロンチウムイオン(Sr²⁺): 歯の再石灰化を強力に促進し、骨や歯の石灰化構造を安定化させる。

 3. ナトリウムイオン(Na⁺)& 4. ホウ素イオン(BO₃³⁻): 殺菌・抗菌作用を発揮し、プラーク中の細菌の代謝活性を低下させる。

 5. アルミニウムイオン(Al³⁺): 象牙細管を封鎖し、知覚過敏や術後の痛みを抑制する。

 6. ケイ酸イオン(SiO₃²⁻): 組織の再石灰化を生物学的にサポートする。

さらに驚くべきことに、このS-PRGフィラーは、毎日の歯磨き粉に含まれるフッ素を取り込み、再び放出し続ける「リチャージ能(充電機能)」を備えています。

つまり、お口の中に存在する限り、半永久的に防衛シールドを展開し続けるのです。

3、酸を中和し、細菌を寄せ付けない「24時間の能動的防衛」

S-PRGフィラーを配合したGIOMERレジンが、他の一般的なレジンと決定的に一線を画す臨床的根拠が2つあります。

① 酸の中和能(緩衝作用)

虫歯菌が糖分を食べて酸を排出し、お口の中が酸性(pH5.5以下の臨界pH)に傾くと、歯のエナメル質が溶け始めます。

基礎研究データ(※1)によると、S-PRGフィラーは周囲の酸に反応してイオンを放出し、酸性に傾いた局所の環境を速やかに中性(pH7付近)へと中和する驚異的な緩衝能力を持っています。細菌が酸を出しても、材料そのものがその場で酸を無力化し、歯が溶けるのを物理的に防ぎます。

② プラーク付着抑制効果(抗バイオフィルム)

従来のプラスチックは細菌がこびりつきやすい性質がありましたが、S-PRGフィラーから放出されるイオン群は、虫歯の親玉であるミュータンス菌の定着を阻害し、材料表面にバイオフィルム(細菌の膜)を形成させにくくすることが証明されています(※1)。

汚れが付きにくく、たとえ付いても落としやすい。詰め物自体が、自浄作用を持っているようなものです。

米国の歯科医師会誌(JADA)に掲載された長期臨床研究(※2)においても、GIOMERを用いた修復処置は、8年という長期間の追跡調査において極めて高い適合性を維持し、二次カリエスの発生を劇的に抑え込んだことが報告されています。

4、【症例供覧】天然歯を最大限に残し、良好な予後を実現する

術前

過去に詰めた古いレジンの境界線から二次カリエス(再発)が発生し、内部で黒く着色と軟化が進んでいる状態です。

術後

拡大鏡下で感染部位を慎重に除去し、GIOMERレジンにて解剖学的な歯の形態を精密に再現。

※保険適用内の治療です。

5、詰め物ひとつに宿す、レーヴェの「嘘のない診療」

歯科医療の構造的な真実を、ここでお伝えしなければなりません。

安い一般的なレジンを使っても、見た目は同じ、かつ保険治療の診療報酬もまったく同じです。

医院経営の効率や利益だけを追求するならば、コストのかからない安価な材料を仕入れ、手早く穴を埋めて回転数を上げる方が合理的かもしれません。

どれだけ先進的で高価な生体活性材料(GIOMER)を採用しても、保険制度上、医院が受け取る診療報酬は1円も変わらないからです。

それでも私たちが、安さではなくこの材料を選び続ける理由。

それは、レーヴェ(Löwe)が何よりも重きを置いているのが、目先のコスト削減ではなく、あなたの10年後の人生に対する「圧倒的な価値提供」だからです。

患者様からは、詰め物の中にどんなナノフィラーが入っているかなど見えません。

しかし、報酬が同じだからといって妥協した材料を使うことは、私たちの「嘘のない診療」という哲学に反します。

見えない細部にこそ、医療者の魂が宿る。

あなたの口の中にある「資産」を守るため、私たちは材料の選定ひとつにも誇りと誠実さを込めています。

耳障りの良い綺麗事ではなく、あなたを守るための真実を。嘘のない医療だけが、未来の笑顔を創ると私たちは信じています。 — Löwe

参考文献

※1 Saku, S., et al. “Growth-inhibitory effects of a novel Surface Pre-Reacted Glass-ionomer (S-PRG) filler on cariogenic bacteria.” Dental Materials Journal, 2010. (S-PRGフィラーから放出される多重イオンが、う蝕原因菌の増殖および酸産生を抑制し、バイオフィルム付着を有意に阻害することを証明した基盤研究)

※2 Gordan, V. V., et al. “A clinical evaluation of a giomer restorative system containing surface pre-reacted glass ionomer filler: Results from an 8-year recall investigation.” The Journal of the American Dental Association (JADA), 2014. (S-PRGフィラーを含有するGIOMER修復システムの8年間にわたる長期臨床追跡調査。二次カリエスの発生率が極めて低く、長期的な審美性と辺縁封鎖性を維持することを証明した権威ある臨床論文)

監修者プロフィール

院長 国金誠一郎

院長国金 誠一郎(くにがね せいいちろう)

資格・所属学会

  • 日本口腔インプラント学会 所属
  • 日本口腔インプラント学会認定講習会 修了
  • 日本インプラント臨床研究会 所属
  • 筒井塾 咬合療法ベーシックコース 修了
  • アレキサンダーディシプリン プリンシパルコース 修了

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